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`copilot --acp`の1行でIDEから呼び出せる──GitHub Copilot CLIがACP対応をパブリックプレビュー化

GitHub公式Changelogによると、GitHub Copilot CLIは2026年1月28日、Agent Client Protocol(ACP)対応をパブリックプレビューとして発表した。`copilot --acp`でstdio経由、`copilot --acp --port 8080`でTCP経由の接続に対応し、サードパーティのIDE・CI/CDパイプライン・マルチエージェントシステムからCopilotのエージェント機能を呼び出せるようになる。

`copilot --acp`の1行でIDEから呼び出せる──GitHub Copilot CLIがACP対応をパブリックプレビュー化
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GitHub公式Changelogによれば、GitHub Copilot CLIは2026年1月28日、「Agent Client Protocol(ACP)」というAIエージェントとクライアント間の通信を標準化する業界標準プロトコルへの対応を、パブリックプレビューとして発表した。当サイトではACPそのものの仕組みACP対応エージェントを集めたレジストリを既に扱っているが、この記事はGitHub公式Changelogに掲載された発表内容そのものを一次資料として確認する。

3行まとめ

  1. GitHub Copilot CLIは2026年1月28日、ACP対応をパブリックプレビューとして発表した。copilot --acpでstdio経由、copilot --acp --port 8080のようにポート指定でTCP経由の接続にも対応する。
  2. ACPクライアント側からは、接続の初期化とエージェント機能の把握、カスタム作業ディレクトリでの隔離されたセッション作成、テキスト・画像・コンテキストリソースを含むプロンプト送信、ストリーミング更新の受信、ツール実行の許可リクエストへの応答、操作のキャンセルとセッションライフサイクル管理ができるとされている。
  3. 想定用途としてGitHubが挙げているのは「IDE統合」「CI/CDパイプライン」「カスタムフロントエンド」「マルチエージェントシステム」の4つ。Copilotを他のAIエージェントと標準プロトコルで協調させる用途も明記されている。

copilot --acpのたった1行

Changelogの「How it works」セクションに示されたコマンドは非常にシンプルだ。

copilot --acp

これでstdio経由のACPモードが起動する。特定のポートでTCP接続を待ち受けたい場合は、

copilot --acp --port 8080

とポート番号を指定する。これだけで、Zed・JetBrains系IDE・Neovim・Emacsなど、ACPクライアントを実装しているエディタからCopilotのエージェント機能を直接呼び出せるようになる。

クライアント側にできること

Changelogが列挙しているACPクライアント側の操作は6つ。

  • 接続を初期化し、エージェントの機能を把握する
  • カスタムの作業ディレクトリで隔離されたセッションを作成する
  • テキスト・画像・コンテキストリソースを含むプロンプトを送信する
  • エージェントが作業する間、ストリーミングで更新を受け取る
  • ツール実行の許可リクエストに応答する
  • 操作をキャンセルし、セッションのライフサイクルを管理する

想定されている4つの用途

Changelogの「Use cases」セクションでは、想定用途として次の4つが挙げられている。IDE統合(任意のエディタや開発環境にCopilotサポートを組み込む)、CI/CDパイプライン(自動化されたワークフローの中でエージェンティックなコーディングタスクをオーケストレーションする)、カスタムフロントエンド(特定の開発者ワークフロー向けに専用インターフェースを作る)、マルチエージェントシステム(標準プロトコルを使ってCopilotを他のAIエージェントと協調させる)。

ACP公式サイトの「全対応エージェント一覧」にも、GitHub Copilotはこの2026年1月28日のパブリックプレビュー発表へのリンク付きで掲載されている。

「1分で読める」量の発表だった

curlで開いたChangelogページ自体には「1 minute read」という表記が付いていた。実際、機能説明は上記の3セクションで完結しており、料金・提供範囲(Business/Enterprise限定かどうか等)・技術的な制約についての記載は無かった。ACP関連の他の一次情報(公式仕様書やGitHub上のREADME)がページ数・文字数ともに厚いのと対照的に、GitHub側の対応発表はごく短い告知にとどまっていた。

7カ月後の現行ドキュメントを確認する──「プレビュー」の表記は消えていた

2026年1月28日のChangelog発表から7カ月あまり経った2026年8月31日に、GitHub公式ドキュメント(changelogではなく、常に最新版に更新される「docs.github.com」側のページ)を確認した。「About GitHub Copilot CLI」ページには「Use Copilot CLI via ACP」という項目があり、「ACP(Agent Client Protocol)は、AIエージェントとやり取りするためのオープン標準だ。この標準に対応するあらゆるサードパーティツール・IDE・自動化システムの中で、Copilot CLIをエージェントとして使えるようにする」と説明されている。同じページ内には別の機能(クラウド/ローカルサンドボックス)について「public previewであり変更される可能性がある」という注記があった一方、ACP機能の説明にはそうした「プレビュー」の注記が付いていなかった。1月の発表時点の「パブリックプレビュー」というステータスから、少なくとも文書上の表現は変化しているとみられる。

ACPサーバーの技術リファレンスは1月の発表よりずっと詳しくなっていた

「ACP server」という専用のリファレンスページも見つかった。1月のChangelog発表は「1分で読める」量だったが、このリファレンスページには次のような、より詳細な技術情報が記載されている。

項目 内容
起動オプション --available-tools(使用可能ツールを制限)・--excluded-tools(特定ツールを除外)・--effort/--reasoning-effort(low/medium/high/xhigh/maxの5段階)・--stdio(明示指定用)
通信方式 stdioモード(既定)とTCPモード(--port指定)の2種類、いずれもNDJSON(改行区切りJSON)でACPメッセージをやり取り
TCPの既定バインド先 ループバックアドレス127.0.0.1
クライアント実装に使うSDK @agentclientprotocol/sdknpm installで導入するTypeScriptライブラリ)

起動時に指定したオプション(--effort=maxなど)は、そのサーバーに接続する全セッションに一律で適用され、クライアント側がsession/newでセッションごとに上書きすることはできない、という制約も明記されていた。stdioモードとTCPモードは同時に指定できず(--stdio--portを同時に渡すとエラーになる)、stdioモードは親プロセスの入出力に紐づき親が終了すると自動的にサーバーも終了する一方、TCPモードはCtrl+Cで止めるまで独立して動き続けるという違いも書かれている。

npmレジストリで@github/copilotパッケージを確認すると、作成日は2025年9月25日、最新版は1.0.82(2026年8月29日公開)で、これまでに811バージョンが刻まれていた(バージョン数は2026年8月31日時点。9月4日に再取得すると816で、プレリリース版の1.0.83-2〜4が増えていた)。約11か月で811回のリリースは、1日あたり2回以上のペースになる。ただしパッケージ自体はプラットフォームごとのネイティブバイナリ(@github/copilot-darwin-arm64等)をoptionalDependenciesとして束ねる薄いラッパーで、package.jsonの依存関係一覧に@agentclientprotocol/sdkのようなACP関連のパッケージ名は現れなかった(ACP対応のコードはコンパイル済みバイナリの内部にあるとみられる)。

「プレビュー表記が消えた」ことと「正式リリース」は同じではない

この記事は2026年1月28日付のGitHub公式Changelogに加え、2026年8月31日時点の公式ドキュメント(About Copilot CLI・ACP serverリファレンス)を一次ソースとしている。ドキュメント上で「public preview」という注記が見当たらなくなっていたことは確認できたが、GitHubが正式にステータス変更を発表したアナウンス(changelogの新規エントリなど)は見つけられておらず、「文書上の表現が変わった」以上のことは言えない。ACP v1・v2いずれのバージョンで実装されているか(@agentclientprotocol/sdkをどのバージョンで使っているか)は、サンプルコードがacp.PROTOCOL_VERSIONという定数を参照する形になっており、この記事の確認範囲では具体的な数字を特定できなかった。実際にcopilot --acpを手元で起動して動作を試した記録も、この記事にはない。関連記事一覧に表示されていた「Grok 4.6がGitHub Copilotで利用可能に」(8月14日)など、その後のCopilot関連アップデートとの関係も未整理のままにしている。

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