Google Flowで「自分専用のツール」を自然言語で作れるNYファッションウィークでデザイナー2人と共作した例。Jane Wade氏の「Styling Suite」は最大3日かかるキャスティングと試着の前にデジタルモデルでルックを組み、Sergio Hudson氏の「Runway Visualization」は照明・小道具・動線を予算内で差し替え(従来は改稿ごとに3Dレンダリングの費用)
日刊AIニュース10月17日(土)号:前日のAIのニュース17本を短くまとめました(約8分)›
GoogleのEnvisioning Studioは2026年9月18日、Google Labsの支援でファッションデザイナー2人とニューヨーク・ファッションウィークに向けてGoogle Flow上の専用ツールを共作した経緯を公開した。独立系デザイナーの時間の大半は事務・工場の手配・業者調整で、デザインに割ける時間は少ない。Jane Wade氏とは「Styling Suite」を作り、最大3日かける対面のキャスティングと試着の前に、デジタルモデル上で髪・メイク・小物・靴・服を組み合わせて各ルックの均衡を取り、足りない要素を見つけてから裁断・縫製する。Sergio Hudson氏とは「Runway Visualization」を作り、従来は照明や小道具を変えるたびに新しい3Dレンダリングが要った工程を、会場を模擬して予算内の選択肢で差し替え、モデルの動線も調整できるようにした。成果はランウェイに出た。記事は「多くのAI事例は理論的な試験で止まっている」とし、Google Flowでは自然言語で説明すればコーディング経験なしで自分専用のツールを作れる、と結ぶ。

2026年9月19日・日本時間時点の情報です。 GoogleのThe Keyword(9月18日)を読んだ。事例自体はファッションだが、末尾の「Flowの中で自然言語からツールを作る」が、当サイトのVeo 3.1の使い方で扱っているFlowの使い道を広げる話なので残す。
3行まとめ
- 背景。 独立系デザイナーに「時間を何に使うか」を聞くと「服のデザイン」はまれで、事務・工場の手配・業者調整が大半を占める。GoogleのEnvisioning Studio(Google Labsの支援)は、ニューヨーク・ファッションウィークに向けて、Google Flow(同社のAI制作スタジオ)上でデザイナーJane Wade氏とSergio Hudson氏それぞれの課題に合わせた専用ツールを、エンジニアが横について共作した。
- 2つのツール。 Styling Suite(Wade氏):通常はデザインチームが最大3日かける対面のキャスティングと試着の前に、デジタルモデル上で髪・メイク・小物・靴・服を組み合わせて仮想的に試し、各ルックの均衡を取り、足りない要素を見つけてから追加の裁断・縫製に進む。Runway Visualization(Hudson氏):従来は照明や小道具の変更を制作班に頼むたびに新しい3Dレンダリングが要って費用が増えたが、ツールが会場を模擬し、設営を調整し、予算内で使える照明・小道具に差し替え、モデルの動線も詰められるようにした。成果はNYFWのランウェイに出た。
- 誰でも作れる、という結び。 「ファッション業界のAIには期待が多いが、多くは理論的な試験で止まっている。既存の工程の中で動く道具を共作し、デザイナーが主導権を持つことがAIを本番に出す条件」とし、Google Flowでは欲しいツールや作業の流れを自然言語で説明すれば、コーディング経験なしで自分専用のツールを作れる、と案内する。
小さな道具を作る場としてのFlow
- Flowは動画生成(Veo)の入口として知られているが、この記事では「工程に合わせた小さな道具を自分で組む」場として使われている。Gemini Omni 1.1 Flash以降のFlowの機能拡張の延長として読める
- 「最大3日」「レンダリングの追加費用」は課題側の数字で、ツール導入後に何日・いくら減ったかは書かれていない
- 日本語でのツール作成の可否と、Google AIの各プランのどれで使えるかは本文にない。筆者は未確認
- 制作の現場で「AIを本番に出せない」理由が「既存工程に合わない」ことだ、という指摘は、当サイトの無料だけで動画を作る挑戦で感じた壁と同じ
原文は確認、自分では未試用
この記事の下調べで、筆者は9月19日にGoogleのThe Keywordを取得し、2人のデザイナー名・2つのツール名と機能・「最大3日」・3Dレンダリングの費用の記述・自然言語でツールを作れるという結びがその原文にあることを確認した。Flowのツール作成機能のヘルプは開いておらず、筆者は自分のアカウントで試していない。
削減量・対応地域・共有可否は不明
- 導入後の時間・費用の削減量
- Flowのツール作成が使えるプランと地域
- 作ったツールの共有可否
出典はGoogleのThe Keyword
- Co-creating the future of fashion with Google(Google・2026年9月18日)
関連記事
出典・参照資料
大きいニュースはYouTubeでも解説しています。Xでは新着記事をお知らせしています。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?
AIについて聞きたいことはありますか?
質問箱で無料で受け付けています。回答は公開され、他の方の参考にもなります。
質問箱を見る →