QRコード(キューアールコード)作成を無料で安全にChromeとEdgeの「QRコードを作成」なら追加のサービス不要。無料の作成サイトは中身が自分のURLそのものか中継URL(動的QR)かを確かめる。偽QR(クイッシング)の注意も原文で【2026年10月版】
日刊AIニュース10月17日(土)号:前日のAIのニュース17本を短くまとめました(約8分)›
QRコード(キューアールコード)は、Google ChromeやMicrosoft Edgeに組み込まれた「QRコードを作成」で、追加のサービスなしに作れます。QRコードそのものの使用料は、考案元のデンソーウェーブの公式FAQによると不要です。無料の作成サイトを使うときは、コードの中身が自分のURLそのものか、サイトの中継URL(動的QR)かを確かめるのが要点で、これは筆者の注意です。偽QR(クイッシング)はIPAとフィッシング対策協議会の原文で整理しました。筆者はこのMacでexample.comのQRコードを作り、中身がURLそのものであることを確かめました。

目次
2026年10月13日・日本時間時点の情報です。 QRコード(キューアールコード)は、Google ChromeやMicrosoft Edgeに組み込まれた「QRコードを作成」を使えば、追加のサービスなしで作れます。各社のヘルプの手順は、作りたいページを開き、Chromeは共有のメニュー、Edgeは右クリックから選ぶだけです。QRコードそのものの使用料は、考案元のデンソーウェーブの公式FAQによると必要ありません。無料の作成サイトを使うときは、コードの中身が自分のURLそのものか、作成サイトの中継URLかを確かめるのが要点です。
3行まとめ
- Chromeは「その他」>「キャスト、保存、共有」>「QR コードを作成」(パソコン)、Edgeはページを右クリックして「このページのQRコードを作成」。各社のヘルプの手順に、作成サイトの利用やサインインは出てこない(2026年10月13日取得)。
- QRコードはデンソーウェーブが1994年に開発した2次元コードで、「QRコード」は同社の登録商標。規格(ISO/IEC 18004。現行は2024年版)に沿ったコードの使用料は、同社の公式FAQによると不要。
- 無料の作成サイトを使う前に、作ったコードを自分のスマホで読み取り、出るURLが自分の入れたURLそのものか確かめる(筆者の提案)。筆者はこのMacでexample.comのコードを作り、macOSの検出器が読んだ中身が https://example.com/ そのものだと確かめた。
偽のメールやSMSから偽サイトへ誘導する詐欺の全体像はフィッシング詐欺の記事に、LINEがアプリの中で出すQRコードは友達追加の記事と機種変更・引き継ぎの記事に任せ、この記事では自分で作るQRコードと、読み取る側の注意に絞ります。
QRコードとは何か。デンソーウェーブが1994年に開発した2次元コードで、「QRコード」は登録商標
「QRコード®は、デンソーウェーブが1994年に開発した2次元コードで、世界中で普及しています。」 (デンソーウェーブ「QRコード®とは」)
2次元コードは、バーコードが横方向(1次元)にしか情報を持たないのに対し、縦と横の2次元に情報を持たせたコードです(QRコードドットコム「道のり」)。デンソーウェーブはQRコードを「2次元コード」と説明しているので、「二次元コードを作る」場合も、この記事の手順はQRコードの作り方として読めます。
「QR」は、公式FAQによると「Quick Response」(クイックレスポンス)に由来します。FAQは「正式名称は"QRコード"であり、決して"Quick Responseコード"の略ではありません。」とも書きます。「QRコード」は商標で、QRコードドットコムのトップページに「QRコード、SQRC、フレームQRは(株)デンソーウェーブの登録商標です。」とあり、GoogleのChromeヘルプも、QRコードの項目に「「QR コード」は、日本およびその他の国における株式会社デンソーウェーブの登録商標です。」と注記しています。
規格と使用料
QRコードドットコムの年表によると、1999年1月にJIS(JIS X 0510)、2000年6月にISOの国際規格(ISO/IEC 18004)になりました。ISOのページを3時3分に開くと、現行版は「ISO/IEC 18004:2024」の第4版(2024年8月)で、状態は「Published」でした。2015年版は「Withdrawn」(廃止)でした。2024年版の段階は「To be revised」(改訂予定)で、次の版は「Under development」(作成中)と表示されていました。
使用料は、デンソーウェーブの公式FAQが次のように答えています。
「JIS規格やISO規格に制定されているQRコードの使用に対するライセンス等は必要なく、誰でもご自由にお使い頂けます。」
商用利用の使用料も不要と、同じFAQにあります。規格のページは、規格化されたQRコードについて、同社が持つ特許の権利行使を行わないと宣言しているとも書きます。お金や条件が関わるのは、コードの規格ではなく、作る手段(作成サイトやソフト)の側、というのが筆者の整理です。名称の「QRコード」を印刷物などに書くときの登録商標文の掲載については、デンソーウェーブのFAQに別の項目があります。
QRコードの大きさと入る量。URLが長いほどセルが増える
QRコードは、白と黒の小さな四角(セル)を並べた図です。規格のページの概略仕様は次のとおりです。
| 項目 | QRコードドットコムの数字 |
|---|---|
| 大きさ | 21×21〜177×177セル(バージョン1〜40。1辺が4セルずつ増える) |
| 入る量の最大 | 数字7,089/英数字4,296/8ビットバイト2,953/漢字1,817(文字) |
| 誤り訂正(復元できるコードワードの割合) | レベルL約7%/M約15%/Q約25%/H約30% |
URLが長いほどバージョンが上がり、セルが増えます。筆者はPythonのqrcodeライブラリ(8.2)で、誤り訂正レベルMのままURLの長さだけを変えて測りました(3時9分)。20文字は1辺25セル、60文字は33セル、120文字は45セル、200文字は57セル、400文字は77セルでした。FAQがバージョン2は25×25セル、バージョンが1つ上がるごとに1辺が4セル増えると書くのと合っています。同じ大きさで印刷するなら、セルが増えるほど1セルは小さくなるので、URLは短いほうが読み取りやすい、というのが筆者の読みです。
装飾への注意も公式FAQにあります。「QRコードにイラストを重ねたり、デザインをのせて変形してしまうと、ちょっとした汚れや欠けでも読み取りが出来なくなったり、読み取りの反応が悪くなってしまうことがありますので推奨しておりません。」色は「基本は白の背景に黒で印刷して下さい。」です。
ChromeとEdgeの「QRコードを作成」で、追加のサービスなしに作るには
GoogleとMicrosoftは、ブラウザーに組み込まれたQRコード作成機能のヘルプを出しています。どちらも、いま開いているページのコードを作る機能です。
Google Chromeで作る
パソコン向けの「Chrome でタブを共有する」の「QR コードを使ってタブを共有する」は、次の手順です。
- Chromeを開き、共有するページに移動する。
- 「その他アイコン [キャスト、保存、共有] [QR コードを作成] を選択します。」(アイコンは原文では画像)
- 次のどれかを選ぶ。QRリンクをコピーする、[ダウンロード]でQRコードをダウンロードする、別のデバイスのカメラでスキャンする。
Androidは「ツールバーの横にあるその他アイコン [共有...] をタップします。」のあと「QR コード を選択します。」、iPhoneとiPadは「上部の共有 [QR コードを作成] をタップします。」のあと「QR コードの下の [共有] をタップします。」です。筆者が3時7分にログインせずに、画面を出さないheadlessのChromiumでパソコン向けのヘルプを開くと、「QR コードを使ってタブを共有する」の項目が折りたたまれて出ていました。
Microsoft Edgeで作る
Edgeの日本語の機能ページは、次のように書いています。
「Microsoft Edge には QR コード ジェネレーターが組み込まれており、表示している任意の Web ページの QR コードを簡単に作成できます。これを行うには、ページを右クリックして、[ このページのQRコードを作成]を選択します。」
英語版のLearning Centerは、作ったあとを「download the QR code as a PNG image that you can email or print out」(訳:PNG画像としてダウンロードして、メールで送ったり印刷したりできる)と書きます。
条件もあります。Edgeの日本語の機能ページは「機能の可用性や機能は、デバイスの種類、市場、ブラウザーのバージョンによって異なる場合があります。」と注記しています。管理者向けのMicrosoft Learnのポリシー文書「QRCodeGeneratorEnabled」(最終更新2026年5月22日)は、このポリシーに対応するバージョンをWindowsとmacOSが125以上、Androidが140以上とし、iOSは「サポートされていません」と書きます。これは機能を管理者が切り替えるポリシーの対応で、機能そのものの対応バージョンではありません。ポリシーを無効にするとこの機能が無効になるとも書くので、職場や学校のパソコンでは項目が出ない場合がある、と筆者は読みます。
ヘルプに書かれていることと、書かれていないこと
ChromeとEdgeのヘルプは、作成サイトを開く操作も、アカウントを作る操作も書いていません。Chromeのヘルプの本文で「ログイン」が出てくるのは、別の「お使いのデバイスに送信」の項目だけです(パソコン・Android・iPhoneとiPadの3ページを検索)。この機能の料金や契約の記述も見当たりませんでした。
書かれていないことは3つです。コードをブラウザーの中で作るのか外部のサーバーで作るのか(本文に「リダイレクト」「サーバー」「redirect」「server」の語はありません)、アドレスバーのURLがそのまま入るのか(Chromeは「共有するページ」と書くだけ)、ページ以外の文字列(Wi-Fiのパスワードなど)を入れる手順です。筆者もブラウザーの機能でこれらを確かめていません。
URLをQRコードに変換するには
筆者の整理です。
- 変換したいURLを、ChromeかEdgeのアドレスバーに貼り付けて開く。
- 上の手順でQRコードを作る。
- 作ったコードを自分のスマホのカメラで読み取り、出てくるURLが意図したものか確かめる。
3つ目は、ヘルプが書いていないことへの備えです。
筆者がこのMacで作り、中身がURLそのものであることを確かめた
筆者は2026年10月13日の2時57分から3時9分にかけて、このMac(macOS 26.6)でexample.comのQRコードを作り、中身を読み取りました。example.comは、IANAが文書の例示用に維持しているドメインです(IANAの「Example Domains」)。
ブラウザー内蔵の機能は、headlessでは使えませんでした。 2時57分、Playwright付属のheadless(画面を出さない)Chromium 148.0.7778.96で、chrome://version など4つのchrome://の画面を開こうとして、どれも「ERR_INVALID_URL」でした。QRコード作成はブラウザー本体の画面から使う機能で、呼び出す方法を見つけられませんでした。
Pythonのライブラリで作りました。 この調査用の仮想環境にqrcodeライブラリ(8.2・Python 3.14.7)を入れ、2時57分に作りました。

| 確かめたこと | 方法 | 結果 |
|---|---|---|
| コードに入れた文字列 | qrcodeに https://example.com/ を渡す |
格納されたデータは https://example.com/ の20バイト(8ビットバイトのモード) |
| コードの大きさ | 同上 | バージョン2、1辺25セル、誤り訂正レベルM |
| 別の読み取り機で読む | macOSのCore ImageのQRコード検出器を、osascriptのJavaScriptから呼ぶ(3時2分) | 検出数1。読んだ中身は https://example.com/ |
| 行き先の転送の有無 | curlで https://example.com/ を取得(3時3分) |
「HTTP/2 200」、転送の回数0 |
Core ImageはAppleが作った検出器で、コードを作ったPythonのライブラリとは別の実装です。同じ文字列に戻ったので、このコードの中身は、中継のサーバーを経由しないexample.comのURLそのものでした。作る処理の途中でネットワークの通信があったかは、筆者が通信を記録していないので言い切れません。スマホのカメラで読み取る操作も試していません。
無料のQRコード作成サイトを使う前に。コードの中身が作成サイトの中継URLではないか
ここから先は筆者の注意です。国民生活センターの発表情報(2023〜2026年度の一覧)と「見守り新鮮情報」の一覧、消費者庁の注意喚起のページ、警察庁のフィッシング対策のページ、IPAの「安心相談窓口だより」の一覧を2026年10月13日3時23分〜24分に見た範囲では、無料の作成サイトの動的QRを扱った注意喚起は見つけられませんでした(これらのページと一覧に「QR」の語はありませんでした)。この節に公的機関の原文はありません。特定の作成サイトを勧めることも、批判することもしません。
QRコードに入るのは文字列です。作成サイトでURLを入れてコードを作ると、サイトによって、中身は次のどちらかになります。
- 自分のURLそのもの。 読み取った端末は、直接そのURLに向かう。
- 作成サイトの中継URL。 読み取った端末はまず作成サイトのサーバーに向かい、サーバーが本当の行き先を返す。この記事では、この種類を「動的QR」と呼びます(筆者の呼び方です。本記事が取得したデンソーウェーブのページに「動的」の語はありません)。
行き先を返す仕組みはHTTPの転送(リダイレクト)で、IETFのRFC 9110は302を次のように書いています。
「The 302 (Found) status code indicates that the target resource resides temporarily under a different URI. Since the redirection might be altered on occasion, the client ought to continue to use the target URI for future requests.」
(訳:302(Found)は、対象のリソースが一時的に別のURIにあることを示す。転送先は時々変わりうるので、クライアントは今後のリクエストにも、もとの対象のURIを使い続けるのがよい。)
中継URLのコードの動きを、このMacの中だけで再現した
3時3分に、このMacの中だけ(127.0.0.1は自分自身を指すアドレス)で小さなサーバーを立て、中継URLをコードにしました。実在するどの作成サイトの動きでもない、仕組みの模擬です。
| 順 | 操作 | 結果 |
|---|---|---|
| 1 | 中継URL(127.0.0.1の臨時のポートの /r/abc123)をコードにして保存 | 画像のsha256の先頭16桁は ceba939c1e666aae |
| 2 | 1回目の読み取りを再現 | HTTP 302 Found、Locationは https://example.com/ |
| 3 | サーバー側の行き先の表だけを書き換える | 画像のsha256は変わらない |
| 4 | 2回目の読み取りを再現(同じ画像) | HTTP 302 Found、Locationは https://example.org/ |
| 5 | サーバーを止めて3回目 | 接続できない(ConnectionRefusedError) |
macOSのCore Imageでこのコードを読むと、中身は中継URL(http://127.0.0.1:…/r/abc123)で、example.comではありませんでした。同じ画像のまま行き先が変わり、サーバーが止まれば着けなくなりました。
筆者の注意と、使う前に確かめること
この結果から、筆者は次のように考えます。公的機関の原文ではなく、筆者の整理です。
- 動的QRの行き先は、作成サイトのサーバーが決める。サイトの契約・料金・運営が変わると、行き先が変わったり着けなくなったりする可能性がある。名刺・チラシ・看板のように、印刷したあとで差し替えられないものほど影響が大きい。
- 読み取った端末は、いったん作成サイトのサーバーにアクセスする。記録が残るかは規約次第で、筆者は確かめていない。
使う前の確認は、次の4つです。
- 作ったコードを自分のスマホのカメラで読み取り、出てくるURLが自分の入れたURLそのものか見る。自分のURLと違うドメイン名(作成サイトのものなど)が出たら、中継URLの可能性が高い。デンソーウェーブのFAQも、コードは「見ただけではどのようなデータが入っているかは分からない」と注意しています(試用版ソフトについての項目)。
- 利用規約や料金のページで、行き先を後から変えられるか、無料の範囲、有効期限、サービス終了時の扱いを探す。
- 長く使う印刷物には、中身がURLそのもののコードを使う。
- 入れる文字列(Wi-Fiのパスワード、個人情報など)が、作成サイトのサーバーに送られるか、アカウント登録が本当に必要かを確かめる。
読み取る側の注意。偽のQRコードによるフィッシング「クイッシング」
IPAが発行する「IPA NEWS」のVol.69(2024年11月号)は、次のように説明しています。
「QRコード(二次元バーコード)を悪用したフィッシング詐欺も最近見られる手口のひとつ。「QR」と「フィッシング」を合わせて「クイッシング(Quishing)」とも呼ばれます。」
同じ記事は、QRコードは画像なので、「メールに記載されているURLリンクを検査するフィルタリング機能をすり抜けることができます」とも書きます。
「情報セキュリティ10大脅威 2026」の個人編ハンドブックは、看板やチラシの事例を挙げています。
「クイッシング(QRコード詐欺) 看板やチラシ、郵送物に掲載されているQRコードの中には、偽サイトにアクセスさせる有害なものが確認されている。QRコードのリンク先は目視ではアクセス前に確認できないので、支払先や送金といった、自身の意図に合致しているかを慎重に確認することが重要」
メールのQRコードについては、フィッシング対策協議会の緊急情報(2024年8月28日)が次のように書いています。
「一般的にメールに記載した QRコードからログインを促すメールは不正メールの可能性が高いです。日頃からサービスへログインする際は、いつも利用しているスマートフォンの公式アプリやブラウザーのブックマークなどからアクセスするよう、心がけてください。」
電車内の広告に、偽のQRコードのシールが貼られた事例
IPAのハンドブックが事例に挙げた電気通信大学の報告(2025年10月24日)は、京王線の電車内に掲出した同大学の広告に、不審なQRコードのシールが貼られていた、というものです。大学は「本学の京王電鉄車内広告にQRコードは掲載しておりませんので、京王電鉄に確認を依頼し、該当する広告を撤去しました。」と書き、利用者に「QRコードがシールなどで後付けされているなど不審な点はないか読み込む前に一旦確認をお願いします。」と呼びかけています。
読み取るときの手順
Appleのサポート「iPhoneやiPadでQRコードをスキャンする」(公開日2026年9月14日)は、「カメラアプリのファインダーにQRコードが収まるようにデバイスを支え、リンクをタップしてコンテンツを開きます。」と案内しています。写してすぐに開くのではなく、リンクをタップして開く流れです。以下は筆者の提案です。
- 貼り紙や広告のQRコードは、上から後付けのシールが貼られていないか見る。
- リンクをタップする前に、表示されたURLのドメイン名を見る。メールやSMSの案内なら、そのQRコードは使わず、公式アプリやブックマークから開く。
- ID・パスワード・カード番号の入力、支払い、送金を求められたら、自分の意図と合っているか確かめる。
- 入力してしまったときの連絡先と対処は、フィッシング詐欺の記事にまとめてあります。
電気通信大学の事例では、大学がQRコードを載せていない広告に、不審なQRコードのシールが後から貼られていました。自分で掲示したものも、貼ったあとにときどき実物を見て、覚えのないシールや、自分の入れたURLと違う中身になっていないかを確かめるのが、筆者の提案です。
確かめられていない点
- iPhoneの「ショートカット」アプリには、QRコードを作るアクションがあります。Appleの「iOS 、iPadOS 、macOS 、watchOS 、visionOS 26のショートカットの新機能」(公開日2026年4月23日。3時23分に取得)は、自分で組み立てるカスタムショートカットのアクションの更新として「「QRコードを作成」で、カラーやスタイルを指定できるようになりました。」と書いています。ただ、このアクションを使う手順は、本記事が取得したAppleの「ショートカット ユーザガイド」の5ページ(変換・取得・共有アクション、カスタムショートカットのアイデア、コンテンツグラフエンジン。3時4分に取得)には見当たらず、筆者も試していないため、手順は書いていません。
- ChromeとEdgeの画面つきのメニューは、筆者は操作していません。手順はGoogleとMicrosoftのヘルプの原文によります。Chromeのヘルプには「AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります」という注記があり、実際に同じヘルプはQRを「QR(クイック返信)コード」と書いています(デンソーウェーブのFAQでは「Quick Response」に由来)。ボタン名も、お使いのChromeの表示と違う可能性があります(筆者の推測)。
- 無料の作成サイトの規約・料金・動的QRの扱いは、個別には調べていません。動的QRについての公的機関の注意喚起も、上に書いたページと一覧を見た範囲では見つけられていません。見つかっていないことは、無いことの証明ではありません。
- ISO/IEC 18004の規格書は有料で、筆者は読んでいません。規格の内容は、デンソーウェーブとISOのページに書かれた範囲でしか書いていません。
引いた原文の出どころと取得時刻
2026年10月13日の2時52分から3時24分にかけて、デンソーウェーブ(QRコードドットコム)、ISO、Google、Microsoft、IETF、IANA、IPA、フィッシング対策協議会、電気通信大学、Apple、国民生活センター、消費者庁、警察庁の公式ページを取得しました。ISOのページはcurlでは403だったため、headless(画面を出さない)のChromiumで取得しました。ページごとの取得時刻は、この記事の出典の一覧に書いてあります。QRコードを作った実行結果と、模擬の再現の出力は、取得したページと一緒に保存してあります。
この記事でよく聞かれること
- QRコードを無料で安全に作る方法はありますか
- あります。Google ChromeかMicrosoft Edgeで作りたいページを開き、Chromeは「その他」の「キャスト、保存、共有」から「QR コードを作成」、Edgeはページを右クリックして「このページのQRコードを作成」を選びます。どちらも各社のヘルプの手順に、作成サイトの利用やサインインは出てきません(2026年10月13日取得)。QRコードそのものの使用料は、デンソーウェーブの公式FAQによると不要です。作ったあとは自分のスマホで読み取り、出てくるURLが意図したものか確かめるのが筆者の提案です。
- 二次元コードの作成は無料でできますか
- QRコードは無料で作れます。デンソーウェーブの公式FAQは、JIS規格やISO規格に制定されているQRコードの使用にライセンス等は必要なく、商用利用でも使用料は必要ないと書いています。作る手段(ブラウザーの機能・無料の作成サイト・パソコン上のソフト)ごとの料金や条件は別です。二次元コードは、バーコードが横方向にしか情報を持たないのに対し、縦と横の2次元に情報を持たせたコードで、QRコードはその一つです(2026年10月13日取得)。
- URLをQRコードに変換する方法を教えてください
- ChromeかEdgeでそのURLのページを開き、ブラウザーの「QRコードを作成」を使います(各社のヘルプによる)。ヘルプは「共有するページ」のコードを作ると書いており、アドレスバーのURLがそのまま入るかまでは書いていません。そこで作ったコードを自分のスマホで読み取り、出てくるURLを確かめます。筆者は別の方法でexample.comのコードを作り、macOSの読み取り機能で読むと中身が https://example.com/ そのものでした(2026年10月13日)。
- 動的QRコードと静的QRコードは何が違いますか
- これは筆者の説明で、公的機関の定義ではありません。静的は、コードの中身が行き先のURLそのものです。動的は、中身が作成サイトの中継URLで、サイト側の設定で行き先を変えられるものを指します。筆者が手元で再現した模擬では、同じ画像のまま転送先が example.com から example.org に変わり、サーバーを止めると着けませんでした。IETFのRFC 9110も、302の転送は時々変わりうると書いています。実在の作成サイトの規約と料金は確かめていません。
- QRコードに有効期限はありますか
- コードは中身の文字列を絵にしたものです。中身が行き先のURLそのものなら、開けるかどうかは行き先のサイト次第です(筆者の説明)。作成サイトの中継URLが入っている場合は、そのサイトの契約や運営が続くかにも左右されます。ISO/IEC 18004の規格書は有料で、筆者は読んでいません。デンソーウェーブのFAQにも、期限の仕組みの記述は見当たりませんでした(本記事が取得したFAQの範囲)。
- 偽のQRコード(クイッシング)とは何ですか
- IPAは、QRコードを悪用したフィッシング詐欺を、「QR」と「フィッシング」を合わせて「クイッシング(Quishing)」とも呼ぶと説明しています。IPAの10大脅威2026の個人編ハンドブックは、看板やチラシ、郵送物のQRコードの中に偽サイトにアクセスさせる有害なものが確認されていると書きます。電気通信大学は、電車内の広告に不審なQRコードのシールが貼られた件を報告し、後付けのシールなどがないか読み込む前に確認するよう求めています(2026年10月13日取得)。
- QRコードを読み取る時、怪しいかどうかはどう見分けますか
- Appleのサポートは、カメラアプリでQRコードを写し、リンクをタップして開くと案内しています。タップする前に表示されたURLのドメイン名を見るのが筆者の提案です。フィッシング対策協議会は、メールに記載されたQRコードからログインを促すメールは不正メールの可能性が高く、ログインは公式アプリやブックマークから行うよう書いています。IPAの10大脅威2026の個人編ハンドブックは、QRコードのリンク先は目視ではアクセス前に確認できないので、支払先や送金が自身の意図に合致しているかを慎重に確認することが重要だと書きます。
- QRコードの「QR」は何の略ですか
- デンソーウェーブの公式FAQによると、「Quick Response」(クイックレスポンス)に由来します。素早い読み取りを目指して開発されたためです。同じFAQは、正式名称は「QRコード」で、「Quick Responseコード」の略ではないとも書きます。「QRコード」は同社の登録商標で、GoogleのChromeヘルプにも「日本およびその他の国における株式会社デンソーウェーブの登録商標です」と書かれています(2026年10月13日取得)。
出典・参照資料
- 一次資料QRコードドットコム(デンソーウェーブ):QRコードの規格化・標準化(JIS X 0510・ISO/IEC 18004・概略仕様・特許の権利行使を行わない宣言。2026年10月13日2時52分取得) ↗
- 一次資料QRコードドットコム(デンソーウェーブ):FAQ(QRの意味・使用料・装飾の注意・バージョンとセル数。2026年10月13日2時52分取得) ↗
- 一次資料QRコードドットコム(デンソーウェーブ):トップページ(「QRコード」は登録商標との表記。2026年10月13日2時52分取得) ↗
- 一次資料QRコードドットコム(デンソーウェーブ):道のり(2次元コードの説明。2026年10月13日2時52分取得) ↗
- 一次資料QRコードドットコム(デンソーウェーブ):QRコードを生成する(装飾したコードの注意。2026年10月13日2時52分取得) ↗
- 一次資料QRコードドットコム(デンソーウェーブ):QRコードモデル1/モデル2(2026年10月13日2時52分取得) ↗
- 一次資料デンソーウェーブ:FAQ 登録商標「QRコード」 登録商標文の掲載(質問の一覧。2026年10月13日2時53分取得) ↗
- 一次資料デンソーウェーブ:QRコード®とは(1994年に開発・余白の大きさ。2026年10月13日2時53分取得) ↗
- 一次資料ISO:ISO/IEC 18004:2024 QR code bar code symbology specification(第4版・2024年8月・Published。2026年10月13日3時3分に headless の Chromium で取得) ↗
- 一次資料Google Chrome ヘルプ:Chrome でタブを共有する(パソコン。「QR コードを使ってタブを共有する」。2026年10月13日2時54分取得、3時7分に筆者が開いて撮影) ↗
- 一次資料Google Chrome ヘルプ:Chrome でタブを共有する(Android。2026年10月13日2時54分取得) ↗
- 一次資料Google Chrome ヘルプ:Chrome でタブを共有する(iPhone と iPad。2026年10月13日2時54分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Edge:QRコードジェネレーター(日本語版。2026年10月13日2時54分取得、3時8分に筆者が開いて撮影) ↗
- 一次資料Microsoft Edge Learning Center:How to Generate QR Codes for Pages in Microsoft Edge(英語版。2026年10月13日2時54分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Learn:Microsoft Edge ブラウザー ポリシー QRCodeGeneratorEnabled(このポリシーに対応するバージョン。最終更新 2026年5月22日。2026年10月13日2時54分取得) ↗
- 一次資料ISO:ISO/IEC 18004:2015(廃止された第3版のページ。「New version available」の案内。2026年10月13日3時3分に headless の Chromium で取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:ショートカット ユーザガイド(目次と5ページを確認し、QRの記述なし。2026年10月13日3時4分取得) ↗
- 一次資料IETF:RFC 9110 HTTP Semantics(15.4.3 302 Found。2026年10月13日3時3分取得) ↗
- 一次資料IANA:Example Domains(example.com は文書用に確保。最終更新 2026年9月27日。2026年10月13日3時11分取得) ↗
- 一次資料IPA:情報セキュリティ10大脅威 2026 個人編ハンドブック(PDF。クイッシングの事例と対策。2026年10月13日2時55分取得) ↗
- 一次資料IPA:情報セキュリティ10大脅威 2026(2026年10月13日3時7分取得) ↗
- 一次資料IPA:IPA NEWS Vol.69(2024年11月号)フィッシング詐欺の手口と対策(QRコードを悪用したフィッシング。2026年10月13日2時56分取得) ↗
- 一次資料フィッシング対策協議会:QR コードから誘導するフィッシング(緊急情報・2024年8月28日。2026年10月13日2時55分取得) ↗
- 一次資料国立大学法人 電気通信大学:【報告】京王線内の本学広告へ虚偽のQRコードが貼られた件について(2025年10月24日。2026年10月13日3時7分取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:iPhoneやiPadでQRコードをスキャンする(公開日 2026年9月14日。2026年10月13日3時5分取得) ↗
- 一次資料Apple サポート:iOS 、iPadOS 、macOS 、watchOS 、visionOS 26のショートカットの新機能(「QRコードを作成」アクションの更新。公開日 2026年4月23日。2026年10月13日3時23分取得) ↗
- 一次資料国民生活センター:発表情報(新着順一覧と2023〜2025年度の一覧。2026年10月13日3時23分〜24分取得) ↗
- 一次資料国民生活センター:見守り新鮮情報 一覧(2026年10月13日3時24分取得) ↗
- 一次資料消費者庁:消費者への注意喚起(2026年10月13日3時24分取得) ↗
- 一次資料警察庁:フィッシング対策(2026年10月13日3時23分取得) ↗
- 一次資料IPA:安心相談窓口だより(2026年10月13日3時23分取得) ↗
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