Hugging Face「オープンモデルの現状・2026年夏」中国ラボの月間最大モデル(754B〜2.78T)がほぼ毎月米国を上回る、米国で最多公開はAMDとNVIDIA、ダウンロード上位25と「いいね」上位25の重なりは1本だけ、Qwenの派生は151,448本で1日180〜210本、Hubを叩くエージェントはClaude Codeが7月44.4%・Codexが20.8%
日刊AIニュース11月7日(土)号:前日のAIのニュース3本を短くまとめました(約5分)›
Hugging Faceは2026年8月14日、1〜8月のHubのデータで年2回の報告を出した。公開モデルは243万→296万だが、85.6%は生涯200DL未満で、1.5%のリポジトリが全DLの99.2%を占める。①ほぼ毎月、中国ラボの最大オープンモデル(754B〜2.78T)が米国を上回り、Moonshot・MiniMax・Z.aiは70B未満をほぼ出さない。米国で最多公開はAMDとNVIDIA。②DL上位25と「いいね」上位25で重なるのは1本、2026年公開モデルはDL上位25に1本もない。Moonshotの年間DL3,700万に対しQwenは20億4,500万。③中国の20B超178本の59%がApache 2.0だが、Kimi K3とQwen 3.8 2.4Tから非商用条項が入り始めた。④Qwenは派生151,448本、GGUF変換28,531本のうち公式は54本。⑤1B未満が全DLの83%。GGUF月間DLはQwen 3,960万・Gemma 2,080万・Llama 750万。⑥Hubを叩くエージェントはClaude Codeが7月44.4%、Codexは20.8%。

2026年9月18日・日本時間時点の情報です。 Hugging Faceのブログ(8月14日)を読んだ。当サイトのオープンウェイトの整理と中国系AIモデルの整理は個別モデルの話で、Hub全体の数字をまとめたこの報告は扱っていなかった。1か月前の記事だが数字はこれが最新。
3行まとめ
- 規模と偏り。 1〜8月で公開モデルは243万→296万、データセットは71.1万→100万、Spacesは100万→144万。ただし85.6%のモデルは生涯200DL未満で、1.5%のリポジトリが全DLの99.2%を占める。最前線では、2026年はほぼ毎月、中国ラボの最大オープンモデル(754B〜2.78T)が米国ラボの最大を上回り、米国は7か月中5か月で130B未満(例外はNVIDIA Nemotron 3 Ultra 561Bと、中国モデルの成果物を土台にしたThinking MachinesのInkling 952B)。Moonshot・MiniMax・Xiaomi・Z.aiは70B未満をほぼ出さず(開発者が最初に触れるのが手元で動かない大きさ)、TencentとQwenは全域を出す。Xiaomi・Ant Group・Meituanが今年1兆パラメータを超えた。米国で最も多く新モデルを公開したのはAMDとNVIDIA(各200超)、3位はLiquidAI(約100)で、「自社ハードで最適化したモデルを無償で出すのがハードが動く証明」という構図。
- 注目と採用は別物。 今年のDL上位25と「いいね」上位25で重なるのは1本だけ。2026年に公開されたモデルはDL上位25に1本もなく、25本中13本は2022年製。all-MiniLM-L6-v2は7か月で15.5億DL(いいね5,156)、Kimi-K3はいいね1つ当たり約60DL。「いいねは何が話題か、DLは何に依存しているか」。中国の最前線ラボはHubで唯一「重い帯が量を運ぶ」アカウントで、MiniMaxのDLはほぼ全部70B超、Moonshot 88%、DeepSeek 55%、Z.ai 39%。米国はGoogle・Microsoft・IBMがほぼ0%、NVIDIA 14%、Meta 9%。Moonshotの年間DL3,700万に対しQwenは20億4,500万(約55倍)。ライセンスは、中国の20B超178本の59%がApache 2.0・22%がMITでほぼ非商用制限なし(ただしKimi K3とQwen 3.8 2.4Tから非商用・収益分配の条項が入り始めた)。米国の同帯はApache/MIT 29%・独自41%・無記載30%。「ライセンス収入が目的でないなら、回収はAPI・クラウド・ハード・エコシステムの位置から」。
- Qwen・小型・エージェント。 Qwenの派生は151,448本(Metaの2.6倍・Llamaの4.7倍。Googleは82,506)で1日180〜210本増え続け、GGUF変換28,531本のうちQwen公式は54本だけ(コミュニティが作った)。DLは1B未満が全体の83%、100B超は1%、2026年分でも70B超は3%。それでも兆パラメータが届くのはllama.cpp経由で、2月にggmlチームがHugging Faceに加入、7月時点でGGUFのDeepSeek-V4-Flash(約284B)とKimi-K3(約2.8T)が家庭の複数機で動く。GGUFの月間DLはQwen 3,960万・Gemma 2,080万・Llama 750万。gguf宣言のリポジトリは464%増(lerobot 194%、mlx 148%、transformers 16%)。7月公開の
agent-usageデータセットで、Hubを叩くコーディングエージェントはClaude Codeが7月44.4%(4月67.8%・5月64%)、Codexが10.4%→20.8%、未登録のハーネスが7月で約4分の1(5月は59.8%)。7月には自律エージェントによる持続的な侵入を受け、閉じた最前線モデルは攻撃コードの解析を安全装置で断ったため、自社基盤の量子化したGLM-5.2で解析した。
関連記事の裏付けと集計上の注意点
- 当サイトのKimiとはで見た「Moonshotは大きいモデルしか出さない」の裏付けが、Hubの数字で出ている(DLの88%が70B超、年間DLはQwenの55分の1)
- 「Qwen公式のGGUFは54本、コミュニティが28,531本」は、ローカルで動く形(GGUF)を実質コミュニティ(Unsloth等)が担っている、という指摘で、ローカルLLMとはで紹介している量子化版の出所そのもの。報告は「公式が発売時にGGUFを出し量子化の選択を文書化し署名すべき」と提言する
- 「Hubの利用者の1位がエージェントになった」は本記事の結び。当サイトのNVIDIA IFA 2026で見たローカルエージェント各種の普及と重なる
- 「方法の注記」に、DLはHub内の利用でAPIや私的配備を含まず、品質・商用採用・市場占有率の直接の指標ではない、とある。数字はすべてHugging Faceの集計
数値はブログ本文で確認・リンク先は未確認
この記事の下調べで、筆者は9月18日にHugging Faceのブログを取得し、本文の各数字(243→296万・85.6%・1.5%/99.2%・754B〜2.78T・561B・952B・200超・1本・13本・15.5億・37M/2,045M・178本・59%/22%・29/41/30%・151,448・2.6倍/4.7倍・180〜210本・28,531/54・83%/1%・3,960万/2,080万/750万・464%・44.4/67.8/64/10.4/20.8/59.8%)がその原文にあることを確認した。リンク先のagent-usageデータセットと侵入の開示文書は開いていない。
日本・重複1本の名前・侵入の詳細は無し
- 日本のラボ・モデルへの言及(本文にはない)
- 「いいね」上位25とDL上位25で重なった1本の名前
- 侵入事件の攻撃者と被害の範囲(別文書)
出典はHugging Faceのブログ
- State of Open Models: Summer 2026 Observations(Hugging Face・2026年8月14日)
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出典・参照資料
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