Copilot Studio(コパイロット スタジオ)とはAIエージェントとワークフローを作るMicrosoftのローコード(コードをほぼ書かない)のツール。料金は25,000クレジットのパックが月$200(日本向け¥29,985)・従量課金(1クレジット$0.01)・前払いの3通り。使い方は「してほしいことを文章で書く」から【2026年10月版】
日刊AIニュース10月17日(土)号:前日のAIのニュース17本を短くまとめました(約8分)›
Copilot Studio(コパイロット スタジオ)とは、AIエージェントとワークフローを作るMicrosoftのツールで、Microsoft Learnは「グラフィカルなローコードスタジオ」と定義している。使い方はサインインして、してほしいことを文章で書くところから。料金は25,000クレジットのパックが月$200(日本向け¥29,985)、従量課金(Microsoftのライセンスガイドによると1クレジット$0.01)、前払いの事前購入プランの3通りで、Microsoft 365 Copilot($30/ユーザー/月・年払い)には社内向けの作成機能が含まれる。料金ページに出てくるAzureの無料アカウントの$200のクレジットは、パックの料金とは別のもの。筆者は2026年10月8日に公式ページを開いて確かめた。

目次
- Copilot Studioの使い方:最初のエージェントを作るまで
- Copilot Studioの料金はいくらか:単体の3つの払い方と、Microsoft 365 Copilotに含まれる分
- Copilot Studioは無料で使えるか
- Copilot Studioと、名前が似た2つのCopilotの違い
- Copilot Studioで作れるもの:エージェント・ワークフロー・エージェントフロー
- Copilot Studioは「ノーコード」なのか
- 3つのharnessで、エージェントの作り方が変わる
- Copilot Creditはいつ減るのか
- 料金ページの「$200」が指すもの
- 筆者が2026年10月8日4時25分から4時35分に開いた画面
- Copilot Studioについて、読んだ範囲で言い切れなかったこと
- 読んだMicrosoftの公式ページと取得日時
- この記事でよく聞かれること
2026年10月8日・日本時間時点の情報です。 Copilot Studio(コパイロット スタジオ)とは、AIエージェント(指示に従って会話や作業をこなすAIの助手)とワークフロー(自動化の手順)を、画面上の操作を中心に作って公開するMicrosoftのツールで、Microsoft Learnはこれを「graphical, low-code studio(グラフィカルなローコードスタジオ)」と定義している。使い方は、サインインして「エージェントにしてほしいことを自分の言葉で書く」ところから始まる。料金は3通りで、Microsoftの料金ページによると25,000クレジット入りのパックが月$200(日本向けページは¥29,985)、ほかに使った分だけ払う従量課金(Microsoftのライセンスガイドによると1クレジット$0.01)と、前払いの事前購入プランがある。Microsoft 365 Copilot($30/ユーザー/月・年払い)には社内向けエージェントを作る機能が含まれる。無料で試せるのは試用版だが、エージェントの公開はできない。
筆者は2026年10月8日4時25分から4時38分に、Microsoft Learnの該当ページ、日本語・英語の料金ページ、Azureの料金ページと無料アカウントのページ、Microsoftのライセンスガイド(PDF)を開いて確かめた。ログインはしていない。
3行まとめ
- Copilot Studioは、AIエージェントとワークフローを作るMicrosoftのローコードのツール。作り方は、してほしいことを文章(最大1,024文字)で書くと、AIが名前・説明・指示を作る流れ(Microsoft Learnのクイックスタート、2026年9月22日付)
- 料金は25,000クレジットのパックが月$200(日本向け¥29,985)、従量課金が1クレジット$0.01(ライセンスガイド)、前払いの事前購入プラン(最大20%割引)の3通り。料金ページに出てくるAzureの無料アカウントの$200のクレジットはAzureの新規登録の特典で、パックの料金とは別
- 無料の試用版は作成とテストまで。Microsoft Learnは「エージェントを公開することはできません」と書く。Microsoft 365 Copilot(日本向け¥4,497/ユーザー/月相当・年払い・税別)には社内向けの作成機能が含まれる
Copilot Studioの使い方:最初のエージェントを作るまで
以下はMicrosoft Learnの「Quickstart: Create and deploy an agent with the standard harness」(ページ内の日付は2026年9月22日)の手順で、ボタン名は英語版の表記に訳を添えた。筆者はログインしていないので、ログイン後の画面は見ていない。単体(スタンドアロン)のCopilot Studioの契約者向けの手順で、Teamsプランの人向けには別のクイックスタートがあると同じページは書く。
- Copilot Studioにサインインする。 入口は copilotstudio.microsoft.com で、サインインすると「Home」(ホーム)に着く。Learnの手順では、続けて「New experience」(新しい体験)をオフにし、「Feedback」(フィードバック)のパネルは「Submit」(送信)を選んで閉じる。すると、standard harness(後述)で動くエージェント用のホームが出る。職場・学校のアカウントや試用版の始め方はCopilot Studioのログイン方法にまとめた
- ホームの入力欄に、してほしいことを書く。 Learnは「Enter a brief description of what you want your agent to do.(エージェントにしてほしいことを短く説明する)」と書き、説明は最大1,024文字。例は「Help users learn how to create agents with Copilot Studio.」。説明を入れる箱が出ない環境は、自然言語でのエージェント作成に対応していないとLearnは書く
- AIが作った名前・説明・指示を確認する。 エージェントの「Overview」(概要)ページが開く。AIが名前・説明・指示を作り、トリガー・チャネル・ナレッジ(参照させる資料)・ツールも提案する。提案は採用しても見送ってもよく、現在のセッションを超えて残らない
- ナレッジを足す。 Learnの例では、「Knowledge」(ナレッジ)の欄で公式ドキュメントのURLの提案の横にある「Add」(追加)を選び、さらに「Add」、「Add to agent」(エージェントに追加)の順に選ぶ
- テストチャットで試し、指示を直す。 「Test it. Make some changes. Test it again. Repeat.(試す。変える。もう一度試す。繰り返す)」とLearnは書く。例として、Overviewページで指示を変えて口調を変え、同じ質問の答えがどう変わるかを見る
- 公開する。 画面上部の「Publish」(公開)を選び、確認のメッセージ「Publish this agent」(このエージェントを公開)でもう一度「Publish」を選ぶ。続けて上部の「…」から「Go to demo website」(デモ Web サイトに移動)を選ぶと、他の人に送れるデモ用のページが開く
日本語版のLearnでは「Publish」が「発行」、「Submit」が「提出」と訳されていて、筆者には機械翻訳のように読めた。実際の画面の日本語の表記は見ていない。
つまずきやすいのは2点。試用ライセンスでは公開できない(手順6の前提。Learnは「you can't publish the agent」と書く)。説明を入れる箱が出ない環境がある(手順2の注記)。Microsoft 365 Copilotの画面の中から作る簡易版「Agent Builder」の手順は、Copilotエージェントの作り方にある。
Copilot Studioの料金はいくらか:単体の3つの払い方と、Microsoft 365 Copilotに含まれる分
Microsoftの料金ページ(日本語版・英語版)、Microsoft Learnのライセンスページ、そのページがリンクする「Microsoft Copilot Studio Licensing Guide」(2026年10月版のPDF。以下、ライセンスガイド)から整理する。
| 払い方 | 値段 | 特徴 |
|---|---|---|
| Copilot Creditパック(単体プラン) | 25,000クレジットのパックが$200/パック/月(日本向けページは¥29,985)。ライセンスガイドは「$200 per credit pack/month (billed annually)」(請求は年単位)と書く | テナント(組織)単位のライセンスで、料金ページのFAQは支払いを「前払い」と書く。使わなかったクレジットは翌月に繰り越されない。Learnによると、Microsoft 365管理センターから購入する |
| 従量課金(Pay-as-you-go) | 1クレジット$0.01(ライセンスガイドとAzureの料金ページ) | 毎月の請求期間の終わりに、使ったクレジット分だけ払う。前払いやライセンスの事前契約なしで始められる。Azureサブスクリプションが必要 |
| 事前購入プラン(Pre-purchase plan) | Copilot Credit Commit Units(CCCU)を1年分前払い。料金ページは最大20%の割引と書く | ライセンスガイドの表では、割引は30万クレジットで5%、最大の20%は3億クレジット。使わなかったクレジットは1年の期間の終わりに失効する。Learnによると、Azureポータルで購入する |
| Microsoft 365 Copilotに含まれる分 | 追加費用なし。Microsoft 365 Copilot自体は$30/ユーザー/月・年払い(日本向けは¥4,497/ユーザー/月相当・年払い・税別) | Copilot Chat harnessとStandard harnessで、Microsoft 365内の社内向けエージェントを作れる。購入には条件を満たすMicrosoft 365の法人向けプランが要る |
日本向けの料金ページで「価格には消費税は含まれていません」の注記があるのは、Microsoft 365 Copilotの¥4,497の欄だけだった。パックの¥29,985はFAQと比較表に出てくるが、その近くに税の注記は無い。
従量課金と事前購入プランの欄には、料金ページにそれぞれ「An Azure subscription is required to use agents.(エージェントを使うにはAzureサブスクリプションが必要)」とある。外部のチャネル(Webサイト・アプリ・ソーシャル)への公開と、GitHub Copilot harness(後述)の利用には、単体のプランが要る。Microsoft 365 Copilotに含まれる分は、料金ページのFAQによると、ライセンスを持つ利用者が社内向けエージェントを「at no additional cost」(追加費用なし)で作って使えるものだ。
Copilot Studioは無料で使えるか
公式のページに「無料」と書かれているものは次の3つで、中身はそれぞれ違う。
- 試用版。 Learnによると、個人でサインアップでき、エージェントを作ってテストチャットで試せるが、公開はできない。試用期間の日数など詳細はログイン方法の記事に書いた
- Copilot Studioのユーザーライセンス。 Learnは「Copilot Studio user license (free of charge)」と書くが、管理者が作り手に割り当てるもので、割り当てるには先に組織のCopilot Creditパックの契約が要る、と直後の注記にある
- Azureの無料アカウントの特典。 料金ページの事前購入プランと従量課金の欄に出てくる「$200のクレジット」のこと。Azureの新規登録の特典で、パックの月額$200とは別のもの(下の「料金ページの『$200』が指すもの」の節)
Copilot Studioと、名前が似た2つのCopilotの違い
| 製品 | 何をするか | 主な利用者 | Copilot Studioとの関係 |
|---|---|---|---|
| GitHub Copilot | GitHub Docsの説明では、入力中のコードの提案、コードベースについての質問への回答、変更のレビュー、割り当てたタスクの実行を行うAIアシスタント | ソフトウェア開発者 | Copilot Studioの「GitHub Copilot harness」と基盤技術・SDKの一部を共有するが、別のサービス(下のharnessの節) |
| Microsoft 365 Copilot | Word・Excel・PowerPoint・Outlook・TeamsなどMicrosoft 365アプリに組み込まれたAIアシスタント(Learnの「Agents FAQ for Microsoft 365」の表記) | 業務ユーザー全般 | このライセンスに、社内向けのCopilot Studio機能(Copilot Chat harness・Standard harness)が含まれる(上の料金の表) |
| Microsoft Copilot Studio(単体プラン) | エージェント・ワークフロー・エージェントフローを作り、社内外に公開する基盤 | Learnの表現では、深い技術的背景のない作り手から専門のメーカー(professional makers)まで | 3種類のharnessから選んで構築する。社外への公開には単体プランが要る |
GitHub Copilot自体の料金・使い方は「GitHub Copilotとは」、Microsoft 365 Copilotの料金と、E3・E5のプランに足した時の総額は「Copilotの使い方と料金」で扱っている。
Copilot Studioで作れるもの:エージェント・ワークフロー・エージェントフロー
2026年10月8日に取得したLearnの概要ページ(ページ末尾の更新日は2026年9月25日)は、作れるものを3つ挙げる。エージェントは「an AI assistant that handles conversations and completes tasks(会話を扱い、タスクをこなすAIアシスタント)」。ワークフローは「an automation you build with a drag-and-drop designer(ドラッグ&ドロップのデザイナーで作る自動化)」。エージェントフローは「the established flow format in Copilot Studio(Copilot Studioで確立したフロー形式)」で、Power Automateに似た作り方だが、Copilot Studio内で完結する(Power Automate自体はPower Automateとはで扱っている)。エージェントはMicrosoft Teams、Microsoft Copilot、Webサイト、モバイルアプリなどで使える、と同じページは書く。目的を自然言語で説明するとエージェントとワークフローの組み合わせをCopilot Studioが決める「Build with natural language」は、同ページによるとプレビューの機能だ。
Copilot Studioは「ノーコード」なのか
Learnの概要ページは「low-code(ローコード)」と書き、次の一文がある。
Because it's low-code, you can build capable solutions without an extensive technical background, while still giving professional makers the depth they need. (ローコードであるため、深い技術的な背景がなくても実用的なソリューションを構築でき、同時に専門のメーカー(開発者)が必要とする深さも提供する)
一方、Learnのクイックスタートは「By using Copilot Studio, you can quickly and easily create powerful agents through a guided, no-code graphical experience.(Copilot Studioを使えば、案内つきのノーコードのグラフィカルな操作で、強力なエージェントを素早く簡単に作れる)」と書く。「Compare declarative and custom engine agents」(2026年10月8日に再取得)も「no or low-code using tools like Copilot Studio」と書く。公式の資料の中でも「ノーコード」と「ローコード」の言い方は揃っていない。なお、Microsoft 365 Copilotの中のAgent Builderについては、Learnの比較ページ「Choose between Agent Builder and Copilot Studio to build your agent」が「you can build agents in context without any code(作業の流れの中で、コードを一切書かずにエージェントを作れる)」と書く。
3つのharnessで、エージェントの作り方が変わる
Learnの「Harnesses in Copilot Studio」(ページ末尾の更新日は2026年10月1日)によると、Copilot Studioで作るものはすべて「harness(ハーネス)」の上で動く。harnessは、モデルをいつ呼び出して何を送るかを決め、返ってきた結果を解釈し、適切なツールを呼ぶランタイム(実行の土台)と説明されている。
| harness | 主な用途 | 特徴 | 公開先 | 課金方法 |
|---|---|---|---|---|
| GitHub Copilot harness | 推論を要する複数ステップの業務プロセス | 目標を分解して進め、失敗時は自動で再試行して別の手順を探す。Word・Excel・PowerPoint・PDFの作成・編集に対応し、スキルや記憶(memory)を持てる | 社内・社外 | Copilot Credit(構築を始めた時点から課金) |
| standard harness | ルールベースのエージェント・定型的な会話 | 設計者が定義した「トピック」やルールに沿って動く、予測しやすい挙動 | 社内・社外 | 「Licensing for agents powered by the standard harness」に記載(公開後に課金開始) |
| Copilot chat harness | Microsoft Copilot Chatの拡張 | 組織のナレッジをCopilot Chatに接続する | 社内のみ | 従量課金、またはMicrosoft 365 Copilotのライセンスに含まれる |
同ページはGitHub Copilot harnessを「the most capable option(もっとも能力の高い選択肢)」と位置づけ、次の注記を付けている。
The GitHub Copilot harness is a Microsoft Copilot Studio authoring and orchestration framework, not the GitHub Copilot service. Although the harness shares underlying technology and SDK components with GitHub Copilot, customer data isn't sent to or processed by the GitHub Copilot service when agents run in Copilot Studio. (GitHub Copilot harnessは、Microsoft Copilot Studioの制作・オーケストレーション用フレームワークであり、GitHub Copilotというサービスそのものではない。基盤技術やSDKの一部をGitHub Copilotと共有しているが、Copilot Studio上でエージェントを実行しても、顧客データはGitHub Copilotサービスに送信・処理されない)
Copilot Creditはいつ減るのか
Learnの「Overview of usage-based billing」(ページ末尾の更新日は2026年9月28日)によると、GitHub Copilot harnessで動くエージェントやワークフローは使用量ベースの課金で、単位はCopilot Creditである。消費されるのは、大規模言語モデル(LLM)のトークン、ツール(ナレッジやMCPを含む)、harness そのもの、の3要素。同ページは、standard harnessが「公開後」に課金を始めるのに対し、GitHub Copilot harnessは「構築を始めた時点」から課金すると明記している。自然言語での自動生成、プレビュー・テスト、評価の作成といった公開前の作業も課金対象になる。
同ページの図では、軽いシナリオ(少数のソースを使う要約など)が100〜300クレジット、中程度が300〜500クレジット、重いシナリオが500クレジット超とされている(2026年10月8日に図の画像を取得して確認)。従量課金の単価(1クレジット$0.01)で単純計算すると、軽い1回が$1〜3、中程度が$3〜5に当たる。パックの単価(25,000クレジットで$200、1クレジット$0.008)なら$0.8〜2.4と$2.4〜4。これは本記事の計算で、Microsoftが示した金額ではない。
Copilot Creditという単位自体は、GitHub Copilot harness専用ではない。standard harness向けのライセンスページ(ページ末尾の更新日は2026年8月3日)には次の注記がある。
Starting on September 1, 2025, the common currency for agents changed from messages to Copilot Credits. There's no change in the quantity per prepaid pack or to the pay-as-you-go rate. (2025年9月1日から、エージェントの共通通貨は「メッセージ」からCopilot Creditに変わった。プリペイドパックあたりの量と従量課金の単価に変更はない)
standard harnessの機能ごとの消費量は、Learnの「Billing rates and management」(ページ末尾の更新日は2026年10月1日)の表で、classic answerが1クレジット、generative answerが2クレジット、agent actionが5クレジット。同じライセンスページの「Capacity enforcement」の節によると、購入した容量を超えると「technical enforcement applies and can result in service denial(技術的な制限が適用され、サービスが拒否されることがある)」と書かれている。Microsoft 365 Copilotのライセンスを持つ利用者が、Copilot Chat・Teams・SharePoint上のエージェントで「classic answers」「generative answers」「Microsoft Graph tenant grounding」を使う場合は、Copilot Studioのパックやメーターを消費しない(zero-rated)とも書かれている。
料金ページの「$200」が指すもの
英語版の料金ページを開き、FAQを展開した表示テキストを「$200」で検索すると、2026年10月8日4時26分の取得では5か所が見つかった。書かれ方は3通りある。
- FAQ(2か所):25,000クレジットのパックの月額「$200.00/pack/month」
- 比較表「Compare agent-building solutions」のCopilot Studio列(1か所):「$200.00」の下に「license, Pre-Purchase Plan, Pay-as-you-go」と並ぶ。3つの払い方すべての値段のようにも読めるが、FAQによると従量課金は使った分だけ払う方式で、$200はパック1つの月額である
- 事前購入プランと従量課金の欄(2か所):「Sign up for a free Azure account and receive a $200.00 credit to create agents or use in other Azure services.(無料のAzureアカウントに登録すると、エージェントの作成や他のAzureサービスに使える$200のクレジットを受け取れる)」。これはAzureの新規登録の特典で、Copilot Studioの値段ではない
Azureの無料アカウントのページ(日本語版・2026年10月8日4時33分に取得)は、この特典を「USD$200 のクレジット」と書き、使えるのは最大30日間、登録には電話番号とクレジットカードかデビットカードが要る、と説明している。
一方、日本語版の料金ページは同じ特典を「¥29,985 クレジット」と表示していて、パックの月額と同じ数字になる。筆者が4時37分に取得したページのHTMLでは、特典の文の「¥29,985」も、パックの「¥29,985」も、同じ製品(SKU)の価格を差し込む部品から表示されていた(英語版の「$200.00」も同じ作り)。Azureのページ自体は、特典をドルで「USD$200」と書いている。
筆者が2026年10月8日4時25分から4時35分に開いた画面
- 英語版の料金ページ(9月25日に開いたURL
/en-us/microsoft-365-copilot/pricing/copilot-studio)は、4時26分に開くと/en-us/copilot/pricing/copilot-studioに転送され、ページの題名が「Microsoft Copilot Studio Plans and Pricing」、ヘッダーが「Copilot」になっていた。9月25日の取得では題名が「Microsoft 365 Copilot Pricing – AI Agents | Copilot Studio」だった。日本語版のURLは変わらず、ヘッダーは「Microsoft 365 Copilot」のままだった - 日本語版のページ上部のプラン切り替えは「個人向けプラン」「一般法人向けプラン」「大企業向けプラン」「Copilot Studio のプラン」の4つ。プランのカードは、Microsoft 365 Copilot(¥4,497)、「購入前プラン」、「従量課金制」の3枚で(比較表とFAQでは「事前購入プラン」と書かれている)、25,000クレジットのパックのカードは見当たらなかった。パックの価格(¥29,985/パック/月)はFAQを開いたところに書かれていた
- 比較表のMicrosoft 365 Copilotの欄は、パソコンの大きさ(1280×800)でもスマホの大きさ(390×844)でも「¥4,497 から」だった。10月7日にスマホの大きさで開いた時は「30.00 米国ドルから」と出ていた(ログイン方法の記事に記載)
- Azureの料金ページ「Copilot Studio | Pay as you go pricing」を4時34分に開くと、「Price per Copilot Credit」の欄は「$0.01」だった。地域を東日本、通貨を円に切り替えると「¥1.58」と出て、同じ画面に「1 USD = 157.55 JPY」とあった。ページは円の表示について「価格は見積もりのみ」と書いている
- copilotstudio.microsoft.com を開くと、login.microsoftonline.com のサインイン画面(「電子メールアドレスまたは電話番号」の入力欄と[次へ])に転送された。入力はしていない
Copilot Studioについて、読んだ範囲で言い切れなかったこと
- 料金ページの末尾の脚注[1]に「Doesn’t apply for agents built in Copilot Studio Lite. Only applicable for agents built in Copilot Studio.(Copilot Studio Liteで作ったエージェントには当てはまらず、Copilot Studioで作ったものだけに当てはまる)」とあり、比較表の「Manage」欄の7項目に付いている。Learnの古いURL(
/microsoft-365/copilot/extensibility/copilot-studio-lite)は「Agent Builder overview」に転送され、Learnの更新履歴の2025年11月の項「Copilot Studio lite experience」もAgent Builderのページにリンクしている(2026年10月8日に確認)。LiteはAgent Builderの以前の呼び名のように見えるが、Liteの範囲を定めた文は、料金ページ・ライセンスガイド・Learnを「Copilot Studio Lite」「lite experience」「lite or full」で探しても見つからなかった - クレジット消費の目安は、Learnの図に示された幅である。個別のエージェントの消費量はMicrosoftが案内する見積もりツール(Copilot Credits estimator)で試算する前提で、本記事はこのツールを使っていない
- Azureの無料アカウントの$200のクレジットを、Copilot Studioの従量課金にどんな条件で充てられるか。料金ページは「to create agents」と書くが、筆者は確かめていない
- 円建ての金額は、日本向けの料金ページに表示されていたもの。販売代理店経由の価格や、日本国内向けの契約条件は確認していない
読んだMicrosoftの公式ページと取得日時
- Microsoftの料金ページ(日本語版・英語版。2026年10月8日4時25〜37分、ヘッドレスのブラウザで撮影しHTMLも保存)、Azureの料金ページ(4時34分)と無料アカウントのページ(4時33分)、ライセンスガイドのPDF(4時35分)
- Microsoft Learnの Copilot Studio のページ6本(概要・クイックスタート・harness・ライセンス・使用量ベースの課金・Billing rates。4時25分)と、Microsoft 365 Copilot側のページ5本(4時28〜33分)。各ページの更新日は本文に書いた
- GitHub Docsの About GitHub Copilot(4時38分)
英語の引用は、取得した原文と一字一句照合している。日本語訳は本記事による意訳。続報や訂正が必要な場合は本記事を更新する。
この記事でよく聞かれること
- Copilot Studioとは何ですか?
- AIエージェントとワークフローを作って公開するMicrosoftのツールです。Microsoft Learnの概要ページは「graphical, low-code studio(グラフィカルなローコードスタジオ)」と定義し、作ったものをTeams・Microsoft Copilot・Webサイト・モバイルアプリなどに公開できると書きます。
- Copilot Studioの使い方は?最初のエージェントはどう作りますか?
- サインインしてホームの入力欄に、エージェントにしてほしいことを文章(最大1,024文字)で書きます。Microsoft Learnのクイックスタートによると、AIが名前・説明・指示を作り、ナレッジを足してテストチャットで試し、画面上部の「Publish」(公開)で公開する流れです。試用版は公開できません。
- Copilot Studioの料金はいくらですか?
- Microsoftの料金ページによると、25,000クレジット入りのパックが月$200(日本向けページは月¥29,985で、近くに税の注記はありません)です。使った分だけ払う従量課金(Microsoftのライセンスガイドによると1クレジット$0.01)と、前払いで最大20%割引の事前購入プランもあり、この2つはAzureサブスクリプションが必要です。料金ページにあるAzureの無料アカウントの$200のクレジットは、パックの料金とは別のものです。2026年10月8日に確認しました。
- Copilot Studioは無料で使えますか?
- 試用版で作成とテストまでは試せますが、Microsoft Learnは試用ライセンスではエージェントを公開できないと書きます。Microsoft 365 Copilotの契約に含まれる社内向けの作成機能は追加費用なしですが、Microsoft 365 Copilot自体は$30/ユーザー/月(年払い)です。
- Copilot StudioとGitHub Copilot・Microsoft 365 Copilotは同じものですか?
- 別の製品です。GitHub Copilotはコーディング支援、Microsoft 365 CopilotはWordやTeamsなどに組み込まれたAIアシスタントで、Copilot Studioはエージェントやワークフローを作るためのMicrosoftのツールです。名前にGitHub Copilotを含むharnessもCopilot Studio側の仕組みで、GitHub Copilotのサービスそのものではありません。
- Copilot Studioはノーコードで使えますか?
- Microsoft Learnの概要ページは「low-code(ローコード)」と書き、クイックスタートは「no-code graphical experience」と書きます。公式の資料の中でも言い方が分かれています。Microsoft 365 Copilot内のAgent Builderについては、Learnの比較ページが「without any code(コードを一切書かずに)」作れると書きます。
- Copilot Studioは日本語で使えますか?
- Azureの料金ページのよくある質問は、Copilot Studioが対応する言語に日本語(Japanese)を挙げています。Microsoft Learnには日本語版のページがあり、クイックスタートも日本語で読めます。ただし、ログイン後の画面の日本語の表記は筆者が見ていません。日本向けの料金ページには円建ての価格が表示されます。
- Copilot Creditとは何ですか?
- エージェントが応答やアクションをこなすたびに使う、Copilot Studioの利用量の単位です。Microsoft Learnによると、2025年9月1日にエージェントの共通通貨が「メッセージ」から切り替わりました。standard harnessではclassic answerが1、generative answerが2、agent actionが5クレジットです。従量課金ではライセンスガイドによると1クレジット$0.01です。
出典・参照資料
- 一次資料Microsoft 365 Copilot の価格 – AI エージェント | Copilot Studio — Microsoft公式(ja-jp。FAQ展開後も保存・2026年10月8日4時25〜37分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot Studio Plans and Pricing — Microsoft公式(en-us。旧URLから転送された先) ↗
- 一次資料Microsoft 365 Copilot Pricing – AI Agents | Copilot Studio — Microsoft公式(en-us・2026年9月25日に取得した旧URL) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot Studio Licensing Guide(October 2026・PDF。従量課金 $0.01/Copilot Credit、パック $200 per credit pack/month (billed annually)、事前購入プランの割引表) ↗
- 一次資料Copilot Studio | Pay as you go pricing — Microsoft Azure(Price per Copilot Credit $0.01・対応言語・2026年10月8日4時34分取得) ↗
- 一次資料Azure の無料アカウント — Microsoft Azure(日本語・USD$200 のクレジット・最大30日間・2026年10月8日4時33分取得) ↗
- 一次資料Microsoft Copilot Studio documentation — Microsoft Learn ↗
- 一次資料Copilot Studio overview — Microsoft Learn(更新日2026-09-25) ↗
- 一次資料Quickstart: Create and deploy an agent with the standard harness — Microsoft Learn(更新日2026-09-22・Copilot Studioを「no-code」と書く・最初のエージェントの手順) ↗
- 一次資料クイックスタート:標準ハーネスでエージェントを作成・展開する — Microsoft Learn(日本語版) ↗
- 一次資料Harnesses in Copilot Studio — Microsoft Learn(更新日2026-10-01) ↗
- 一次資料Overview of usage-based billing(GitHub Copilot harness) — Microsoft Learn(更新日2026-09-28) ↗
- 一次資料Licensing for agents powered by the standard harness — Microsoft Learn(更新日2026-08-03) ↗
- 一次資料Billing rates and management — Microsoft Learn(更新日2026-10-01) ↗
- 一次資料Choose between Agent Builder and Copilot Studio to build your agent — Microsoft Learn(更新日2026-09-30) ↗
- 一次資料Compare declarative and custom engine agents — Microsoft Learn(「no or low-code using tools like Copilot Studio」) ↗
- 一次資料Agents FAQ for Microsoft 365 — Microsoft Learn ↗
- 一次資料Agent Builder overview — Microsoft Learn(旧URL …/extensibility/copilot-studio-lite の転送先) ↗
- 一次資料What's new history for Microsoft 365 Copilot extensibility — Microsoft Learn(2025年11月の「Copilot Studio lite experience」) ↗
- 一次資料About GitHub Copilot — GitHub Docs ↗
更新・訂正履歴
- 「本記事が読んだMicrosoft公式ページには『no-code』の語は無かった」「Microsoftの用語では、コードなしはAgent Builder、ローコードはCopilot Studio、という書き分けになっている」と書いていたが、出典欄に入れていなかったMicrosoft Learnのクイックスタート(ページ内の日付は2026年9月22日)はCopilot Studioを「no-code」と書き、別のLearnのページ(同9月30日)も「no or low-code using tools like Copilot Studio」と書いて、Agent Builderを「low-code tools」と呼んでいた(2026年10月7日に取得)。書き分けが揃っているという記述は誤りだったため、3行まとめと「ノーコードなのか」の節を直し、2ページを出典に加えた。
- 「Pay-as-you-goの1クレジットあたりのドル建て単価は、本記事が読んだ料金ページ・ライセンスページ・『Billing rates and management』の本文には書かれていなかった」と書いていたが、Learnのライセンスページがリンクする「Microsoft Copilot Studio Licensing Guide」(2026年10月版)は「Pricing: $0.01/Copilot Credit」と書き、Azureの料金ページ「Copilot Studio | Pay as you go pricing」も1クレジット$0.01と表示していた(2026年10月8日に取得)。単価を冒頭・料金の表・よく聞かれることに加えた。あわせて、日本語版の料金ページがAzureの無料アカウントの特典を「¥29,985 クレジット」と表示している点について、Azureのページ自体は「USD$200」と書くことを加えた。
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