Perplexityのローカル版エージェント「Portable Computer」がWindowsに──RTX/RTX PROのVRAM 24GB以上で、Qwen3.8-27Bをローカルで動かして多段階の仕事をこなし、機密データは端末に残しクレジットも消費しない。クラウドに送るときは許可を求める
NVIDIAは2026年9月14日、Perplexityのエージェント「Perplexity Computer」のローカル版「Portable Computer」が、Windows版Perplexityアプリで対応するGeForce RTX/RTX PROのPCに対応したと発表した。多段階のタスクを計画して実行するエージェントで、ローカルモデルでデータ分析・ファイル横断の整理・定型作業をこなし、機密情報は端末に残り、ローカルで完了した仕事はクレジットを消費しない。高度な推論が要るときはクラウドに上げるが、端末外に送る前に利用者に許可を求める。Perplexity向けに事後学習しRTX向けに最適化したQwen3.8-27Bのようなローカルモデルを同梱し、環境構築は不要。Outlook・OneDrive・Word・Google Drive・Gmail・Slack・GitHubのコネクタ、内蔵ブラウザとSPACEサンドボックス。対応はVRAM 24GB以上、DGX Stationは近日。

2026年9月18日・日本時間時点の情報です。 NVIDIAのブログ(9月14日)を読んだ。当サイトはPerplexity Computerの導入モデル(FDEの客先常駐)を扱ったが、そのローカル版がWindowsの一般的なRTX PCに来た、という話で、ローカルLLMを「エージェントとして」使う入口として読める。ローカル実行の道具はLM Studio、モデルの目安はローカルLLMおすすめ10選に。
3行まとめ
- 何が来たか。 Perplexityのエージェント**「Perplexity Computer」のローカル版「Portable Computer」が、Windows版Perplexityアプリで、対応するGeForce RTX/RTX PRO**のPC・ワークステーションに対応(既存のDGX SparkとLinux版RTX PCに続く)。多段階のタスクを計画して実行し、ローカルモデルでデータ分析・ファイル横断の整理・定型作業をこなす。機密情報は端末に残り、ローカルで完了した仕事はPerplexity Computerのクレジットを消費しない。高度な推論が要ると判断したときはクラウドに上げるが、端末外に情報を送る前に利用者に許可を求める。
- 中身。 Perplexity Computer向けに事後学習しRTX向けに最適化したQwen3.8-27Bのようなローカルモデルが同梱され、モデルの選定や複雑なソフトウェアスタックの構築は不要。内蔵ブラウザと独自のSPACEサンドボックス、Outlook・OneDrive・Word・Google Drive・Gmail・Slack・GitHubのコネクタ。例:GitHubの開いているPRを状態で整理して次の手を出し、古い文書を見つけて更新案を提出/2年分の証券サマリー・1099・税務申告から手数料と税の負担を生む保有を、ファイルとページを出典に追跡(文書をチャットボットに送らずに)/アクティベーションが横ばいの理由をファネルのエクスポートからローカルで分析し、Slackに投稿。
- 条件。 VRAM 24GB以上のGeForce RTX/RTX PRO。DGX Stationは近日対応。NVIDIAの同記事の「ICYMI」欄には、GLM 5.3 Flash(DGX Station・DGX Spark 2台向け最適化)、DeepSeek-V4.1 Flash(KVキャッシュ削減)、Qwen3.8-Flash-NextとQwen4の早期プレビュー(DGX Spark 1台でNVFP4)、GLM 5.3(744Bのフラッグシップ。DGX StationとDGX Spark 4台)が並ぶ。
読み方
- **「ローカルで完了した分はクレジットを消費しない」**が、利用者側の動機になる。Perplexity Computerの課金の単位はクレジットで、ローカルの27Bで済む仕事を端末に寄せれば費用が下がる。当サイトのPerplexityの使い方・料金と合わせて読む
- VRAM 24GB以上は、Qwen3.8-27BがどのMacで動くかで数えたGGUFのファイルサイズ(Q4_K_Mで16.46GB、Q6_Kで21.98GB)と整合する。RTX 4090/5090クラスか、RTX PROのワークステーションが前提で、一般的なゲーミングPC(VRAM 8〜16GB)では動かない
- クラウドに上げる前に許可を求める設計は、当サイトがAIエージェントの作り方で整理した「止まる条件」を、データの持ち出しの境界に置いたもの。ローカルとクラウドの境目を利用者が見られるかが、この種の製品の要点になる
- 同梱モデルの背景はQwen3.8-27Bの記事と中国AIモデルまとめに
筆者が確かめた点
この記事の下調べで、筆者は9月18日にNVIDIAのブログを取得し、対応条件・同梱モデル・コネクタ・クレジットの扱い・許可の設計・3つの利用例の記述がその原文にあることを確認した。Perplexity側の発表文は本記事では取得していない。筆者はRTX搭載のWindows PCを持たず、Portable Computerを動かしていない。
書かれていないこと
- Portable Computerを使えるPerplexityのプラン(無料か有料か)
- 同梱モデルの正確な名称と量子化形式、必要なディスク容量
- 日本語での対応状況
出典はNVIDIAのブログ
- NVIDIA「Perplexity Portable Computer Is Now Available on Windows, Powered by NVIDIA RTX」(2026年9月14日)
- 本記事はPerplexity側の条件(プラン・モデル名)が分かったら追記する
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